いちねん、いちねん


5月31日(日)です。

2,3日前は、小学校や中学校の登校日があったようで、学校から帰る生徒さんたちをたくさん見かけました。

新型コロナウイルスの第2波の心配がある中ですが、少しずつこどもたちの生活が外に向かって動き出します。

学校が待ち遠しい子、そうでない子いると思いますが、いずれにしても少しずつ家から出るリズムや人と出会う事に慣れていきましょう。

特別な一年の始まりです。

「一年」ということで言うと、農作物の栽培における農作業は、このような状況でも大きく変わることはなく、そして、いつでも基本的には「例年通り」です。

多少の気象の変化はあり(最近は多少ではないことも多いですが)、それを察知しながらも基本になる作業工程は、これまでの経験をもとに、間違いがないように進めていくことになります。

甲山農地も人が来れない状況でも作業工程はあまり変わらず、例年通り今も続けています。

作業をしながら、以前、米作りを教えていただいたお米農家の方から聞いた言葉「百姓の来年」を思い出しました。

毎年毎年、今年こそ一番良いお米、100点満点のお米になるように、例年通りを基本に田んぼや稲を向き合うけれど、100点満点の米はなかなかできない。

何かが足りなかった。

何かでタイミングがずれた。

そんな反省を繰り返し、また来年頑張ろうと思う。

年を重ねて、一年一作の米は、あと何回作ることが出来るだろう。

10回も作れないかもしれない。

「百姓の来年」また来年100点満点目指して、でも100点満点はとれずに自分の米作りは終わっていくものなのかもしれない。

そんなお話でした。

あきらめでもなく、なげやりでもなく、「お米作りの奥深さ」や「とりまく環境をつかむ難しさ」と向き合い、そこに何十年も関わってきた誇りのようなものが入り混じったような言葉だなぁと感じました。

淡々と繰り返されているようで、振り返れば台風、大雨、低温、高温などそれぞれの一年があったのだろうと思います。

今年も、田んぼでは、お米の準備が、畑では、夏野菜の準備が始まりました。

農地でもトマト、ミニトマトを植えました。


こちらはキュウリ

※今年は、トマトエリア、キュウリエリアなど作物ごとにまとめて植えています。



同じように向き合いながらも、同じ年は一年としてなく、理想を目指す一年があります。

今年は農作業に向き合う以上に、大きな出来事が起こりこれからどうなっていくのか?

しかしこんな年だからこそ、きっと多くの農家さんが「今年こそ一番の年に」そんな思いを込めてお米作りや野菜作りをされているのだと思います。

農の世界は、いちねんいちねんの積み重ね。

お米や野菜を手に取った時、そんな思いも一緒に感じていただければと思います。

これからも、いちねんいちねん・・・。


今日も日がくれました。お疲れ様でした。






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